メガネの呼び方いろいろあります!フロントの形で変わるメガネの名前
メガネって色んなデザインがあって、それぞれに呼び名が付いているんです!
メガネのデザインの中でも掛けた人の印象を大きく変えるのが、フロント……つまりレンズの部分のデザインです。
フロント部分のデザインによって、メガネフレームの呼び方も変わってきます。
また、レンズの形状にも影響を与える部分です。
それぞれメリット・デメリットもありますし、メガネを選んでいく際の基本にもなりますのでご紹介しましょう!
【フルリム】
リム(メガネレンズの周りの部分)がぐるっと全周あるタイプのメガネの事です。
メガネでは一番オーソドックスな形状ですね。
ぐるっと内側に溝があるので、レンズの側面は山型に加工します。
金属のフレームではネジでレンズを固定していたり、プラスチックのメガネではフレームを温めて柔らかくしてレンズをはめ込みます。
一番「メガネを掛けている!」という印象が強くなるタイプですね。
メガネによる顔の印象の変化が一番強いので、フロントのデザインやカラーでダイレクトにイメージ変化が出来ます。
逆にメガネの印象を弱めたい方には不向きかもしれません。
レンズの端の必要な厚みが一番少ないので、一番レンズを薄くすることが可能です。
度数の強い方、ぐるっとあるリムで厚みのあるレンズを隠したい方、オススメです。
【ナイロール】
半分だけリムがあるタイプのメガネです。
ハーフリムとも呼ばれています。
一番多いのが上だけフレームがあって、下はナイロンの糸で固定しているものです。
上下鼻側はリムがあって耳側だけ無いもの、鼻側と上だけで耳側・下側を糸で固定するものもありますし、下にはリムがあって上がにはない逆ナイロール(アンダーリム)と呼ばれるデザインのメガネもあります。
フルリムに比べてメガネを掛けた印象はスッキリとしたものになります。
レンズ下部にフレームが無いので、遠近両用レンズなど下方視するレンズでも気になりません。
ナイロンの糸は半年から一年に一回くらいは交換をオススメしています。
レンズの端にはナイロンの糸を通すための溝が必要になります。
溝を彫るために遠視や老眼鏡などで凸レンズ(プラス度数のレンズ)を使用する際には必要な厚みが増えるので、メタルのフレームより厚く仕上がる場合があります。
【フチナシ】
ツーポイント・リムレスとも呼ばれています。
レンズ自体に直接ブリッジやテンプルを固定する、レンズの外周の枠がないタイプのメガネです。
レンズに穴を開けてネジで固定するので緩み防止の為、定期的にネジのチェックやパッキンの交換、掛け外しの際の注意などもあります。
穴を開けるためレンズの端の厚みも必要となるなどデメリットも様々ありますが、根強い人気があります。
レンズへの固定にネジを使用しないタイプや、厚みも目立ちにくくする工夫が取られるなど、定期的に流行りがくるタイプです。
掛けている時の印象は一番素顔に近いからでしょうか。
以上がメガネのフロント部分のデザイン、リムの有無によるメガネの名称の変化です。
またフルリムの中でも様々な名称のメガネフレームが存在しています。
ここからはその中でも代表的なものを一部ご紹介します。
【セルフレーム】
プラスチック素材で作られたフレームです。
いわゆる黒縁メガネなどもこちらのタイプです。
素材は元々は象牙の代用品として開発されたセルロイドが使われていましたが、現在ではアセテートという素材が主流です。
弾力のある柔らかな樹脂製のものもあります。
【ブロー】
フルリムやナイロールタイプのメガネフレームで、リムの上部に眉のようなプラスチック素材の飾りがついたフレームです。
通常のメタルのみのフルリムやナイロールよりも、目もとの印象を強くすることが可能です。
ご年配の方が選ばれる昔ながらのデザインのブロータイプだけではなく、近年人気の高いクラシカルなデザインにも使われます。
1950年代にアメリカで流行したブロータイプのメガネフレームは、男性らしさを強調するデザインでもあります。
【コンビフレーム】
近年人気のクラシックなデザインのフレームです。
フロント部分にメタルとプラスチックの両方が使われています。
全てがプラスチックのセルフレームより軽めの印象になり、少し抜けたイメージになります。
金属部分に細かな装飾が施されたものなども人気です。
いかがだったでしょうか?
以上がメガネの大まかなフレームの種別でした。
更に細かいメガネのデザイン別の名称、フロントの形によって変わる呼び方はこちらに
メガネフレーム選びのコツ!フレームの形を知ると選ぶのが楽しくなります!
赤いセルフレームを探しています、とか
茶色のコンビフレームはありますか?
など、お気に入りのメガネを探す際に名前が分かっていると、メガネ屋さんにも伝えやすいかもしれませんね!