最近注目されているindividual(インディビデュアル)メガネレンズって知っていますか?
現在メガネ店が注目している最新のメガネレンズ、【individualメガネレンズ】ってご存知でしょうか?
もう既にindividualメガネレンズを使っている、という方も多くいらっしゃると思います
当店メインにてお取り扱いをしているHOYAはもちろん、SEIKOやニコン、東海光学など日本のトップレンズメーカーで現在力を入れているレンズになります
もう既にご使用になられている方はもちろん、まだ使っていない方にも最新の【individualメガネレンズ】をご紹介していきます
individualメガネレンズとはどの様なメガネレンズなのか?
まずindividual(インディビデュアル)とは[個々の]とか[それぞれ異なる性質を持つ]などといった意味の単語です
つまりは個人のそれぞれの眼の性質に合わせたメガネレンズが【individualメガネレンズ】となります
今までメガネを作る際には度数を測ったり、眼と眼の距離(瞳孔間距離)を測ったりと、それぞれの眼にもちろん合わせてお作りしていました
しかし【individualメガネレンズ】はさらにそこから一歩踏み込んだ、個々に合わせたメガネレンズとなります
HOYA製の【individualメガネレンズシリーズ】では度数や瞳孔間距離などとは別に、更に細かく装用条件を測定・入力していくことで設計を最適化していきます
具体的に何を測定していくのかというと、大きく上げられるものが三つあります
・メガネを掛けた状態でのレンズ部の角度
・メガネを掛けた状態での眼からレンズまでの距離
・フレーム種類や顔幅でも変わってくるフレームそり角
これらの数値をレンズ作成時の情報として入力していくことにより、今までのメガネレンズ以上に個々の眼に合わせたメガネレンズをお作りすることが出来ます
individualメガネレンズを作成するのに必要な測定
当店ではindividualメガネレンズをお選びいただいた場合、作成するために必要な情報を計測させていただいております
メガネのプリンスでは、HOYA製の【individualメガネレンズシリーズ】をお客様に合わせていくために、
HOYA製ipadアプリ【Lens LAYOUT INDICATOR(LLI)】を使用しています
Lens LAYOUT INDICATORではindividualレンズを製作するのに必要な情報を、ipadのカメラ機能を使って取得していきます
お客様が選択されたメガネフレームを掛けた状態でのお顔を、正面から、上から、横からと撮影することにより、
装用時のメガネフレームの前傾角、そり角や目とレンズの距離などの情報を計測していきます
※撮影した画像は情報を計測するためのものであり、計測終了後は削除されます
メガネを掛けた状態でのレンズ部の角度 フレーム前傾角
耳の高さや鼻の高さ、それぞれの角度やフレームの形状、掛け具合の調整によって変わっていきます
どの程度の傾斜角度がついているかは、眼に対しても作用してくるので見え方に影響します
メガネフレームのテンプルが太かったり、デザイン上調整が困難なメガネフレームをご利用の場合、レンズ自体に角度の情報を入力することにより、見え方を良くしていきます
メガネを掛けた状態での眼からレンズまでの距離 フレーム頂点間距離
眼からレンズまでの距離によって、同じ度数のメガネレンズを使用していても見え方が違う場合があります
規定値以上に近かったり遠かったりすると、度数以上に強く感じてしまう、もしくは弱く感じてしまう様になるので、レンズと眼の距離も測定いたします
フレーム種類や顔幅でも変わってくるフレームそり角
メガネフレームによってもそれぞれ変わるフレームのそり角
さらにそれを顔に合わせてフィッティング後、掛けていただいた状態での角度を測定いたします
HOYA製individualメガネレンズシリーズの一覧
遠近両用メガネレンズ HOYALUX RSi
HOYA累進メガネレンズ最高峰です
全てが詰まった遠近両用メガネレンズ
1mmピッチでの累進帯長選択や、【HOYALUX RSIセレクタ―】を使用した個別設計選択など、まさにonly oneメガネレンズ
遠近両用メガネレンズ HOYALUX MSi
累進帯長は11mm 14mm 16mmの3タイプ
設計は装用感重視のMild-マイルド-
バランス設計のHarmony-ハーモニー-
遠方視界重視のClarity-クラリティ-の3タイプ
組み合わせ9タイプから選べるindividualメガネレンズです
NEW 遠近両用メガネレンズ HOYALUX LSi
2016年2月に新登場したindividualメガネレンズ
累進帯長は11mmと14mmの2タイプ
設計はHarmony-ハーモニー-とClarity-クラリティ-の2タイプ
4つのバリエーションの中から自身に合った累進メガネレンズを選ぶことが出来ます
単焦点メガネレンズ NULUX RFi
単焦点レンズ唯一のindividualメガネレンズ
左右に度数差のある方、デザイン性の高いフレームを選ばれる方、今までの非球面レンズよりも更に広い視野を確保したい方にオススメです
NEW 遠近両用中近重視メガネレンズ HOYALUX JSi
2016年2月に新登場したindividualメガネレンズ
累進体長は18mm、20mm、22mmの3タイプ
遠近両用レンズの中で中近寄りの近くや中間重視のレンズです
NEW 中近両用メガネレンズ HOYALUX MSi Cliarc
2016年2月に新登場した中近両用メガネ初のindividualメガネレンズ
累進体長は18mmから24mmまで1mmピッチでの設定が可能です
レンズの設計は近方から中間がワイドなRZタイプと、室内の遠方までカバーするMZタイプの2種類
HOYA製individualメガネレンズをonly oneメガネレンズにする3つの要素
上でもご紹介した様々な角度の測定・入力はindividualメガネレンズ独自の機能の一つですが、それだけが特徴ではありません
individualメガネレンズを今までのメガネレンズ以上に個々に向けてカスタマイズしていくのに必要な要素が他にもあります
眼や度数だけではなく、様々なライフスタイルなどにもマッチさせることにより【only oneメガネレンズ】が出来上がります
パーソナルフィット設計
上でもご紹介したHOYA製ipadアプリ【Lens LAYOUT INDICATOR(LLI)】を使用しての測定を用いて個々に合わせていく設計です
最適なレンズを製作していくために、個々に違った顔の形、フレームの形状、それらを考慮した情報を測定します
メガネフレームを掛けた状態でのフレーム前傾角
メガネを掛けた状態での眼からレンズまでの距離、フレーム頂点間距離
フレーム種類や掛けた状態でも変わってくるフレームそり角
これらの情報を測定し、レンズの作成に使用することにより、メガネフレームを掛けた状態での目に対してより正確に度数を合わせていきます
ハーモナイゼーションテクノロジー
現在遠近両用メガネや中近両用メガネなどの累進レンズ使用者の、80%以上の方に度数の左右差があるといわれています
ハーモナイゼーションテクノロジーでは、両眼バランス設計と呼ばれる左右の度数差を考慮した設計により、自然な視界を作り上げます
微細な差も中和させることにより、中間域から近方の視野を快適にさせます
リアルスタイル設計】※HOYALUX RSIのみ対応
遠くを見る部分から近くを見る部分、累進帯と呼ばれる度数の移り変わる部分の長さを1mmピッチで選択可能
さらにその1mmピッチの累進帯長の中にも近方重視のデザイン、遠方重視のデザイン、装用感重視のデザインなど
個々の好み、生活スタイル、使用目的などと照らし合わせてオリジナルの設計スタイルが作られます
多彩なレンズスタイルの中から自身に合った設計スタイルを探し出すのには【HOYALUX RSIセレクタ―】を使用
ライフスタイルや作成するレンズの使用目的、度数、フレームデザインなど様々な点を考慮し、最適な設計をオススメしてくれます
メガネレンズは見た目じゃ分からないけど進化し続けています
individualメガネレンズいかがだったでしょうか?
多様化するライフスタイルに合わせて、メガネレンズも進化し続けています
individualメガネレンズだけではなく、遠近両用レンズやハイカーブのスポーツ用レンズなども新機能が盛り込まれたものが出てきています
「数十年前に遠近両用メガネ試したけど駄目だったから」
なんていう声も時々聞きますが、今の遠近両用レンズを試したらその印象はガラっと変わると思います
スマホや携帯電話が普及して、パソコンや新聞だけではなくより細かいものを頻繁に見る機会が多くなっていると思います
キチンと本当の意味で眼やライフスタイルに合わせた【only oneメガネレンズ】をindividualメガネレンズで作り上げていきませんか?