■瞳孔間距離(PD)とは?


メガネを作成するのに大事な瞳孔間距離(PD)って知っていますか?
【Pupillary Distance】の略でPDと呼ばれています。
右眼の黒目の中心から左目の黒目の中心までの距離のことです。

メガネ店ではPDメーターを使用して瞳孔間距離を測定します。
眼科やメガネ店で見たことがあるのではないでしょうか?

平均的な瞳孔間距離(PD)は男性の場合64mm、女性の場合60mmくらいと言われています。
もちろん身長や体重のように、人それぞれなので70mmを超える方も、60mmを切る方もいらっしゃいます。

■瞳孔間距離(PD)はメガネを作成するのに大事な要素の一つ

メガネをお客様に合わせて作成するのに、瞳孔間距離(PD)は大事な情報となります。

メガネのレンズには光学中心と呼ばれる中心点があります。
黒目の中心にこの光学中心を合わせて作らないと、プリズム効果が発生し、疲れやすいメガネになったり、視力が上がりづらかったりもします。
出来合いの老眼鏡などを長時間使うと疲れますよ、というのもこのためです。
もちろん他人のメガネが合わないのも、度数の問題もあれば瞳孔間距離(PD)が違うという事もあります。
ぱっと見は良く感じても、長時間の装用はやめましょう。

また、眼は近くのものを見る際に内側に寄る性質があります。
なので、近く用のメガネと遠く用のメガネでは瞳孔間距離(PD)が変化していきます。

小・中学生などの場合は体の成長に伴って瞳孔間距離(PD)も変わります。
顔幅に対してメガネがきつく感じるくらいに成長された時には瞳孔間距離(PD)も変化している事が多いです。

フレーム選びのための簡易的な瞳孔間距離の測り方としては、顔に定規をあてて、鏡で確認する方法があります。
この際、できるだけ定規は顔にくっつけること。
あと鏡に近づきすぎると眼が内側に寄るので、実際の距離よりも短くなってしまう場合があります。
鏡からは少し距離をとって確認してください。

■瞳孔間距離(PD)に対して似合うメガネの選び方

メガネはレンズの中心に眼がくる状態が光学的な条件としてはベストと言われています。
メガネのフレームに書いてあるフレームのサイズ情報

例えば上記画像のように55□17-140といった場合には、片方のレンズの横幅55mm、レンズとレンズの間の鼻幅が17mmとなります。
2つの数値を足した数値がレンズの中心から中心のサイズになります。
この場合は72mmですね。
ちなみに140はテンプルを伸ばした状態での長さになります。単位はmmです。

メガネレンズの中心に対して、瞳孔の位置が中心から内側に5mm以内の範囲でフレームを選ぶことがオススメです。
なので上のメガネフレームは瞳孔間距離(PD)が62mm~72mmくらいの方にオススメです。

度数が強い方、レンズの厚みをできるだけ抑えたい方はレンズサイズ+鼻幅と瞳孔間距離(PD)ができるだけイコールになるフレームを選びましょう。

逆にメガネレンズの外側に眼の位置がいってしまうと、見た目に違和感が出やすいです。
その場合は少しレンズサイズの広めなフレームを選びましょう。

瞳孔間距離に対してメガネが大きすぎる場合


目がレンズの大幅に内側にきてしまうと、目が寄っている様に見えてしまう場合もあります。
また、大きすぎるメガネは掛け具合も緩くなりがちだったり、レンズの厚みが必要以上に出てしまうデメリットもあります。

瞳孔間距離に対してメガネが小さすぎる場合


黒目の中心がメガネレンズの中心よりも外側にきてしまうと、見た目にも不自然な感じが出てしまいます。
顔が大きく見える印象を与えてしまうこともあるので、レンズを薄くさせるためにも小さすぎるメガネは避けましょう。

メガネレンズの中心に黒目の中心がくる場合


メガネフレームは黒目の中心がレンズの中心、もしくはやや内側にくるぐらいが適正です。
フレーム自体の横幅も輪郭の幅にあったものを選ぶことで、掛け具合も最適なものになります。

目とレンズの関係は瞳孔間距離、アイポイント、そして角膜頂点間距離で決まる

  • 眼とレンズの位置関係はレンズの中心の横の位置を決める【瞳孔間距離(PD)】
  • 高さを決める【アイポイント(EP)】
  • そして眼とレンズの距離の【角膜頂点間距離(VD)】

の3つが重要となってきます。
どれかがずれると体感する度数が変わってしまったり、疲れ目やメガネとしての不具合の原因にもなります。

適切なメガネの位置としては、
瞳孔間距離(PD)はレンズの中心、もしくはやや内側くらいです。
眼の高さの位置アイポイント(EP)は中心よりやや高い位置。
角膜頂点間距離(VD)は12mmが適切とされています。

適切なメガネの位置でフレームを掛けると、見た目にも素敵になります。
きちんとした状態でメガネを使うために、顔型や目幅にあったフレーム選びや、最適な掛け具合の調整が必要となりますのでぜひスタッフにご相談ください。