初めての老眼鏡の選び方!既製品の老眼鏡とあつらえる老眼鏡の違い
40代にもなるとほとんどの人が悩まされるのが、近くが見えづらくなる現象!
つまり老眼です。
遠視の方等で30代の後半で見えづらくなる方もいらっしゃいます。
近視の方でメガネを外せば近くが見える!という方も老眼です。
加齢による眼の調節力の低下が原因となるので、逃れられる方はほとんどいないでしょう。
そして直面するのが老眼鏡の選び方!
今までメガネを掛けてこなかった方も、遠く用のメガネしか使っていなかった方も、その選び方に悩まされている事が多いのではないのでしょうか。
そんな老眼鏡も大きく分ければ、既に度が入り出来上がっている【既製品の老眼鏡】と、眼を測り度数を決定する【あつらえる老眼鏡】の2種類があります。
自分にはどちらが合っているのか?
それぞれのメリット・デメリットは?
是非初めての老眼鏡選びの参考にしてみて下さい。
■老眼鏡の度数の違い
既製品で販売されている老眼鏡は販売している状態で、もともと度数が入っています。
+1.00や+2.50などの表示が付いているので、それを目安に選んでいく様になります。
既製品の老眼鏡は左右ともに同じ度数が入っており、乱視は入っていません。
左右の度数が全く同じで、乱視も全くないという方も多くはないので、
そうでない方は、ある程度の見え方で妥協することになってしまいます。
また、度数が合っていないことにより、眼に不要な負担を強いることにもなります。
長時間使っていると疲れが出たりすることもあります。
あつらえる場合、老眼鏡であってもしっかりと乱視や左右の差をしっかりと合わせて作製します。
また、あつらえたメガネだと度数は0.25刻みとなります。
既製品の老眼鏡で+2.00じゃ弱いけど+2.50だと強すぎる、という場合もあるのできちんと視力は測定しましょう。
■既製品とあつらえの老眼鏡のレンズの違い
現在メガネレンズには様々な設計のものが出ています。
同じ度数であってもレンズの設計によって、見え方にも差が出てきます。
特に度数が強い方や乱視が含まれている場合には、その差が如実に出てきます。
- 従来設計の球面レンズ
- 現在主流となっている非球面レンズ
- 非球面よりも視野がすっきりする両面非球面レンズ
- フレームの装用条件まで考慮したindividualレンズ
などがあります
また、レンズの素材の屈折率(光をどれだけ曲げるか)によって度数が強くても薄く、軽く仕上げる事が出来ます。
さらにブルーライトカットや、コントラストを上げる効果のある特殊カラー
手元だけではなく、少し離れた所まで見える近々両用レンズなどもあります。
ただ見えるだけではなく、快適さや眼への負担の軽減なども考慮したレンズ選択をすることが出来ます。
■フレームの違い
既製品・出来合いの老眼鏡とはフレームの作りも違ってきます。
あつらえるメガネのフレームは長期間の使用や、度数が変化した場合のレンズ交換、
掛け具合のご調整などが可能な様に作られています。
一方出来合いの老眼鏡は度数を変えるということを前提とはしていません。
度が合わなくなったら買い換える。
出先などでちょこっと使うだけ。
顔に合わせてのフィッティングも出来ないものがほとんどとなります。
■老眼鏡の作り方の違い
あつらえるメガネの場合、度数や選んだフレームの形状によってレンズも変えていきます。
装用される方の顔に合わせて、掛け具合のご調整を行ったりもします。
また、レンズには光学中心というものがあるので、その方その方の目の高さや目幅に合わせてレンズを作製します
これがズレてしまうと度数が合っていても疲れてしまったり、見え方を損なってしまうこともあります。
度数を測定する事と同様に、メガネを掛けた際の目の位置や、眼とレンズの距離、角度などが見え方では重要になります。
■それぞれの老眼鏡のメリット
出来合いの老眼鏡のメリットは
- すぐ買える
コンビニ・100均・電気屋・スーパー・もちろん眼鏡屋、様々なところで売っています - 安いものからある
それこそ100均の100円から1万円以上まで様々です - 自分で度数を数値で選べる
+2.50や+3.00など度数が数値で表記されているので、同じ見え方のものが複数手に入る
という点でしょうか。
出先でメガネを忘れたことに気付いた!
なんていう場合の間に合わせや、
とにかく沢山同じ度数で欲しい
なんていう場合には適しているかと思われます。
お値段は少し高くなりますが、出来合いだからこその変わったデザインの老眼鏡もあったりします。
首からフレームを下げられるものや、フレーム自体がすごく薄いもの、持ち運びや外した際の事に特化した小型なものなどですね。
あつらえる老眼鏡のメリットは
- きちんと見たい距離に合わせた度数で仕上がる
本を読む、パソコンを見る、料理をする、辞書を引く、などはそれぞれ距離が変わるので度数が違います - 高品質なレンズとフレームを選べる
軽さや掛け心地、レンズ設計の違いによる見え方の違いがあります - 顔に合わせて掛け具合の調整が出来る
耳までの長さや、左右の耳の高さなど意外と皆さん違うものなのです
などがあります。
ブランドのフレームやデザイン性の高いフレームなどで、おしゃれな老眼鏡を作ることも出来ますね。
■まとめ
出来合いの老眼鏡とあつらえる老眼鏡
二つの老眼鏡の違いをまとめてみました。
左右の見え方に差のある方や乱視がある方、
出来合いの老眼鏡で見え方や掛け具合に違和感を感じた方は、
ぜひ一度きちんと老眼鏡をあつらえてみてはいかがでしょうか。